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歳の差20歳!転勤家族が大阪の地を離れ子育て環境と住みやすい場所を求めて。 [大阪転勤子育て環境住みやすい場所]

大阪に二度目の転勤になって一年・・・ひさしぶりに妻と海辺でランチだ。
六甲アイランドの夕焼けを望みながらの風情は、
どこか横浜の赤レンガ倉庫を思い出す。

転勤大阪住みやすい子育て環境19.jpg

「パパ・・・ここって赤レンガによく似てるね。」

どうやら妻もおなじ事を感じていたようだ。

「ここってさ・・やっぱり横浜と似てるよね。」


赤レンガ倉庫.jpg
(横浜赤レンガ倉庫)

六甲アイランドマリンレストラン.jpg
(六甲アイランドマリンパーク)



私の言葉に妻はうんうんと二度うなづいた。

子育て環境を求め、何処か混沌とした大阪の街を離れ、
ようやく子育て環境に最適な住みやすい空間を見つけた。

まだ住んでいない・・・けれど夫婦の間には同じ未来・・・
ここでの暮らしが見えているような気がする。

「パパはもう決めてるんでしょ?」

妻の席から見えるオレンジ色の波が、
故郷から遠く彼の地である六甲アイランドに、

安住を決断させようとしているように感じた。

マリンパーク夕焼け.jpg

「そうだね。君はどう?」

おとなしく海を見ている息子の頭を撫でながら、
妻は大阪での暮らしを思い出しているのだろう。

大阪に転勤したあの頃は、全てが便利だったと思う。
そして街と大阪人に埋もれてしまいそうだった。

便利と平穏は全く違うもの・・・そう感じざるを得ない世界が、
あの頃の大阪での夫婦の日常だった。





妻は返事をしない・・・

それが、転勤で居を移す事への恐怖なのだと痛いほど感じた。

関東から大阪圏へ居を移すという事は、大げさかもしれないが
海外へ転勤する事と変わらない程、その文化や気質が違う。

ましてや妻は、大阪で精神的に病んだ過去があるだけに
なおさらだ。

そんな「あの頃の妻」を見ているだけに、
単身大阪へ転勤した私が、

家族3人で住める、心の潤いを失わない場所を
毎週末さがして、ようやくたどりついたこの地・・・

だとしても、妻にとっては一大事なのだ。

妻がようやく重い口を開いた。

「パパ・・・いっぱい頑張ったんだね・・・
パパの選んだこの場所が、私にとってきっと
関西で一番癒される場所なんだよ。」

「ありがと・・・パパ・・・」

その言葉で、私の「家族と離れて転勤生活を過ごした一年間」の
思いが込み上げてきた。

(がんばったよな・・・おれ・・・)





すこしきつかった南風は、藍色の空がオレンジを剥離しかけた頃に
穏やかな表情を見せていた。


オレンジと藍色.jpg


「パパ・・・だいぶ暗くなったね、でもこの海の色も横浜そっくりだね。」

転勤への覚悟を決めた妻は穏やかだ。
もうすでに「明日」をみているその目は、
無邪気で明るいママであり、

やっぱり息子と私の宝物なのだと感じた。

「明日は緑道を散策しようね、でも疲れたんじゃない?」

私の言葉に妻はこう切り返した。

「転勤族の妻が、この程度で疲れるとでも?」

(ふふ・・さすが一児の母、女性は強しか・・・)

「さあ、今から夜景探索よ!!」

妻は席を立つふりをして、息子をうながした。

「今からすごく奇麗な夜景見にいこっか?」

「うん、行く!!」

(我が息子はこんなに聞き分けのいい子だったか?)

私は唖然だ。

会計をすませ、外に出る頃には、護岸に咲くオレンジの花の様な街灯が、海辺を照らしていた。

リバー夜景.jpg

レストラン夜景.jpg



「さあ、リバーモールの色とりどりの光の橋を見に行こうね。」

家族3人、仲良く手をつなぎ東へと歩き出した。

大阪転勤から単身赴任一年目・・・

ようやく子育て環境と住み良い場所を探す道のりは、
終わりを告げようとしていると感じた。


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